まともな道具がない・・・
日付けが変わっても終わらない作業現場
とにかく今日中に作業を終わらなくてはならない。
まだ全体の半分も作業が終わっていないのに。
作業が進まない原因は、
とにかく道具が使い物にならない。
まともに使えるものが一つとしてない。
サンダーと延長線は接触不良。
ハンマーは手作りのもの。
溶接機は空冷トーチの為長時間連続で使用できない。
プラズマはトーチのノズルが粗悪品ですぐに使い物にならない。
修理するにも部品がない。
それと現地業者で製作した部品が合わない(図面の間違いで)ので、
部品の改造など当初の予定より大幅に工数が増えた。
また、現地作業員とのコミュニケーション(会話できない)が取れないので、作業を的確に指示できない。
多数の要因が絡んでのことなのですが、そんなことをいくら言っても仕方がないことでタナカテックとしては何があっても決められた日程内で作業を終えなければならない。
今日は徹夜覚悟で黙々と作業をするが、
なかなかはかどらない。
私も片山君も次第に焦りが出て愚痴っぽくなる。
初日に段取りができていたら・・・、
道具がまともなものだったら・・・・、
部品が間違ってなければ・・・・
現地作業員がもっと的確に動いてくれれば・・・・。
イライラが募る。昼を過ぎて夕方になっても、作業は進まない。
溶接機をもう一台用意してもらったが結局使い物にならない。
目を離すと現地作業員はすぐにタバコを吸っている。怒りを超えてあきれる。
現場事務所で夕食(カップラーメン)を食べて工程打合せをするが、当然今日中に仕上げることになる。作業場に戻りまた黙々と作業をする。
夜中になりそれなりに目処がついてきたものの、
やはり徹夜は避けられそうに無く、作業を続ける。
現地作業員は脇で寝ている。
(ものすごく寒いのに大丈夫かと思う)
周囲が明るくなってきたころ、ようやく作業の80%が終わりラストスパートに入る。
昼には作業を終わってホテルに帰りたいと願い気合を入れる。
昼を過ぎようやく作業が終わり、
後はロールの復旧取り付けと、非常に大きくて重いセンサーを取り付けるだけとなる。
溶接部のリークテスト(ウォータータイト)もエンドユーザーの確認をもらいOK。

いよいよ最後のセンサーの取り付けに入るが、これがなかなか上手くいかない。
日本ならば道具もあるし言葉も通じるので、適切な指示判断でこれほど時間がかかるものではなかったのだろうが、ここは中国なのである。
仕方がない、諦めている。
それでも何とか取り付けが終わったのが、
もうすっかり日も暮れた時間でした。
ここからまだセンサーの芯だし、フランジの仮止めと作業が残っているが、これも日本ならばすぐに終わっているのだろうが、やはり中国。
すんなりことは運ばない。
結局すべての作業が終わったのは日付の変わった午前1時半だった。
最悪の結果です。
40時間程度も作業をしていたことになります。
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