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1985年の事です。
当時日本は大幅な円高で大手企業の製造ラインが、人件費の安いアジアを中心とする海外へ流出していました。
「このままでは、日本の製造業が空洞化になっていく!」
私たちは、大きな危機感を抱いていました。
やがて 製造業の仕事は、
「大量生産から多品種少量生産に変わっていく!」このようなすさまじい変化に対応できるモノづくりでないと、生き残れない!
どうすれば、もっと利益をあげる事ができるのか?
この先の経営をどうすればいいのか?
私は悩んでいました。
そんな時、ある師との出会いが、私を大きく変えました。
「人間は偉い、立派な人になる事よりも、
社会のお役に立つ人になる事ですよ。」
偉い立派な人になるよりも、社会のお役に立つ事が大切である。
偉い人になれるのは、ほんの一握りで、皆がなれる訳ではない。
1番になることは立派な事ですが、2番・3番・ビリがあるから、1番があるのです。
今まで能力もないのに、無理をして1番を追い求めてきた自分に、とてもショックを受けました。
それから私は、社会のお役に少しでも立てればと「3S」に取り組み
始めたのです。
「3S」とは、 「整理・整頓・清潔」。
大手企業が3Sを打ち出した頃、多くの企業で3Sの取り組みが始まりました。
しかし、本当に何年も何十年も継続している企業は、それほど多くありませんでした。
3Sに取り組んだところで、利益にならない、メリットがないという理由から、
多くの企業が3Sの取り組みをやめてしまったのです。
私は逆に3Sの取り組みが利益に繋がらなくても、継続することで意義のある
ことがたくさんあると思っています。
私たちは、誰にでも出来る「3S」を誰にもできないぐらい継続していきました。
私たちは、これからも社会にお役に立てる会社・光っている会社になりたいと
思っています。
日本は先人のおかげで、随分豊かな暮らしが出来るようになりました。
豊かさを手に入れた反面、「もったいない」の精神を忘れ、不必要な物をどんどん捨て、環境破壊が進んでいます。
経済界では、数字の大きさで会社の優劣を決めて、人々は数字を挙げる事に大半のエネルギー、時間を費やしています。
また他社よりも優位になることに、重きをおいています。
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知識・技術・金・物などを正しく
生かすのは「人」である |
「数字の量が幸せの量ではない」事を忘れてはいけません。
私たちは数字が小さく、目立たないビリの企業であっても、お互いが助け合いするための精進していきたいと思います。
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